鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎

なんか……評判だったので観ました。が、そんな感じですのであまり良いことを書いていません。

良いことから書きますか。色が全体に美しかったです。自然の色、昼の田舎、夜の鬼火、心証を映したような燃える黄昏などなど。

無料券で見たのも良くなかったかな……。ちゃんと見たいと思って、金を払う選択をしてみないとダメですねえ。ポイントは割引の方に変えるべきかな……。

で、お話について。

なんていうかこう、全体に胸糞悪い感じに対して爽快感が少ない、それはまあホラーものだから良いとして「その割に都合が良いところもある」のが嫌です。水木が基本普通の人で、とはいえ従軍経験があるから、タフ。それはわかる。けどラストバトルでよみがえっているというか、一回倒れて起き上がれているのが良くわかりませんで、う~~~それは……イヤボーンでは……?好きじゃないんスわ、イヤボーン

あとは、あの狒々爺が……なんか、嫌というか。それはそういうキャラだからそうなんですけど、でも怖くも無いというか……忌々しいじじいではあるけれど、その忌々しさって「こんな糞野郎のバカみたいな生き汚さの為に、こんな犠牲が出ているんですかあ~!?」みたいなこう……呆れに近いムカつきというか……。凶骨がじじいの方に行かないのはなんで?とか、結局水木は凶骨に追いつかれた……っぽい?とか、ちょっと結末ふわっとしている感じします。記憶を失って、鬼太郎の母がいなくなっているところからそう考えたわけですが。多分満身創痍になったゲゲ郎が追いついたのかな……そこもなんか、都合良い話なような……。とはいえ、見終わってからしばらく経っていて、あまり記憶が定かでないのでここまで。

まあ……そもそも私がホラーがそこまで好きではない、というのもあります。去年から今年にかけてはかなりホラー的な作品を見てきていますが、結局のところ、私には合わないことの方が多いな、という身も蓋も無い結論になりそうです。