ヴァチカンのエクソシスト

またホラー!PG-12だったので、いけるかなって……あと評判が良かったので……。続きからネタバレ。

評判が良い、とはいえ(ホラーなので当然ずっと怖いことを除外しても)今回はあんまり私向きではなかったかなーという感じでした。

キリスト教の考え方になじみが無いからかなあ、と思います。

この映画世界で悪魔は実在し、被害も出すけど神様側は別に直接助けないというか、「直接悪魔を誅する」ことはしない。神様は代理人たる神父(や信徒)たちを無条件に肯定する。神父たちは日常に生きていて、日々足りないこともあるけれどそれをきちんと告解することで神の使徒である資格を保つ。神の使徒は、正しい祈り(正しいラテン語の聖句)により神の威光をもって悪魔を退けることができる、っていう原理……。

だと後から認識したんですが、見ている時は「私が神様にピンと来ていない」ので、悪魔が結構な物理破壊能力や遠隔支配もできている(アモルト神父を任命した人が臥せっていたの、そうですよね?)のに「どうやって対抗できているかわからない」感じ……ですかね、聖句の効果ダメージ量とか、神様パワーゲージとかが画面のどこかに表示されていればわかりやすかったのかなあ。いやゲームじゃないんだから!

たぶん、お互いの告解を経て、トマース神父の方がきちんと正しい行動をとれた(被害を受けた家族たちを逃がし、アモルト神父を助けるために戻った)から……二人の神父による聖句パゥワーが増幅し最後悪魔を押し返せたのだ……という理解でいます。あと悪魔との対話もあるのかな。

が、最後がそれまでと何がどう違うのか、というところがあんまりこう……腑に落ちていないところです。上に書いた原理の部分も、見終わった後に整理してようやく「こういうことか?」なったし(あと正しいかどうかも分かっていない)……。

余談ですが、ホラーに慣れている人の「怖くない」はマジで信用ならねえ。M3GANよりもずっと怖かった。あと予告の「ミンナノウタ」が本当に怖かった……。

ただ、M3GANは続きあんまり見たくない(今後はより怖くなりそう)けど、こちらは続きあったら見るかもしれません。理屈はふわっと理解したので、後は二人の活躍を見届けるだけ、なはずなので!本当かな……。