名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊

少し前に見てきました~。

ケネスブラナーさんのポワロ映画シリーズの最初「オリエント急行殺人事件」も、見て感想を書いていました。そして日記を書いていない時期にナイルに死すことナイル殺人事件も見ました。なかなかゴージャスな出来で良かった。

さて、前2作と比べると画面暗めでやや地味で、なんと作りがホラー映画でした。座席で震えながら「これまたホラーでは!? 今年ホラー年!?」と思っていました。

さすがにホラーを多めに見ていると、何らかの驚かしが来そうなところでは耳の近くに手をやっておくなどの工夫ができるようになりました。

そう、数を多く見たからって別に耐性ができるわけでは無いのです……。

映画本編の話にもどしますと、怖いは怖かったのですが、面白かった。アガサクリスティ作品の読み心地として、いろんな容疑者に次々にフォーカスが当たって、最後にポワロがズバッと解決する、という「あの感じ」が映像で再現されていたな~と思いました。あと少年が可哀そう可愛かったです。

元になった小説の「ハロウィンパーティー」は、舞台設定だけを合わせている原案扱いの様ですが、他の作品も結構混ざっていたような気がします。引退を決めて園芸をしてたのって、アクロイド殺しの時じゃなかったっけ……。

その辺も含めて、映画でリミックスしたアガサクリスティ作品、という感じで好きです。良いパスティーシュだった~。

逆に、リミックスであるということは多数の作品を映画にする予定は無いのかな~とも思いました。ある意味新作みたいなものだから、他にも見たいな~。