アルキメデスの大戦

良かった~。原作も気になりますし、連載中と知ってビックリしました。続きからネタバレ含む感想。

 映画としてすごく面白くて、原作は果たしてどうやって着地するんだろう……と余計な心配をしてしまいました。史実から離れることはないのでは、と思っていますが、そうするといったい櫂さんはどうなるのか……。

映画は櫂さん主役……というより大和が主役っていうか、冒頭からそんな感じで、あの最初の5分大変良かったです。なんだろう、お金がかかっている映像見ているなあ!っていう迫力とスケール感と、完全に劣勢で轟沈しつつある、というのがひしひしと伝わってくる辛い感じが。最後には涙ぐみそうになる。

そして、本編のそこに向かっていく……はずなのに読めない状況。最後の5分に、最初の5分の意味が明かされる驚愕。

気になることもいろいろあって「測ることが好きで当たり前」自体は問題ないけどその測り方はどうなんだ、とか、会議ぐっだぐだやないかい!とか、あの書類の中にそんなにいっぱい実例が載っていたのか(法則式を編み出せるくらい)?とか、お嬢さんわりとお便利道具化してないか、とか情報源はちゃんと護ってよ~!?とかあたり。

まあそれはそれとして最後が面白かったので良いです。特に会議後半に平山さんのメガネが反射して、表情が読めなくなるタイミング最高じゃないですかね。