レディープレイヤーワン

見てきました!

 面白かったー。

この映画の中では、仮想空間に対しての「現実世界」も近未来で、見ている人間からすると、両方にファンタジックな部分と現実に即している部分とがあって、現実世界におけるファンタジー設定な「スタック」と、仮想空間の中にあるどこかで見た事あるキャラクターたちと、どちらもがすごく良かったなーと。

「俺はガンダムで行く」というセリフが出てくることは何かで見て知っていましたが、どんな文脈でかは当然わからず、かなりな「魅せ場」で使われていてビックリでした。あとその時の敵のアバターメカゴジラというところにも。(今公式サイトを見に行ったら、どかんと予告編に表示されていましたが……見なくて正解だった)あのIOIの社長さんは何でそれにしたのか……性能かな。

ハリデーさんが「天才型ゲームクリエイター」の類型をうまく組み合わせてある素敵な造形で、主人公たちのドタバタに対比したとある一人の話として良かった。ラストまでには彼のことがすごく好きになってしまうという寸法!

戦闘シーンが現実世界にリンクしちゃうところが少し笑っちゃいました。仮想世界と全く同じ順番に倒れていく現実世界の端末たち、とかリアル空間で移動している現実世界のプレイヤーとか。「冷静に考えるとそんなはずはない」んですが、わかりやすさというか爽快感が優先されているのかな~などと。

最後、火曜木曜はけっこうなんていうか、参加しづらくなっちゃう人がいそうなので、5日ごと(を、ゲーム内の曜日に設定するとかして)休みにしたほうが良いのでは……とか、ゲーマー的に「全力逆走」は何年も経たないうちに見つかっちゃうんじゃないかな、それこそ操作ミスでだってありえるし……とか、近未来の人、そんなにレトロゲーをやる時間はあるのかなあ……とか余計なことを気にしつつも、昨今では珍しくなった「ヒロインとキスしてめでたしめでたし」で、なかなか楽しい映画でした。

字幕で見たので吹替版見ても良いかも、と感じるくらいには好きです。