ドリーム

見てきました~。最初見に行こうと思っていたところの上映スケジュールを確認したら、2週間未満で終わってしまっていてビックリ。まあ見れたんで良いんですが、ちょっと気をつけようと思いました。

そこここに使われていた「COLORED PERSON」がなんか良い意味っぽく感じちゃいました。COLOREDが華やかでポジティブな意味、みたいな感覚があって。「非白人」じゃなくて「有色人種」って書かれるとまた違ったかなあ。これは単に私が黒人問題を「有色人種」の言葉で覚えてたから、その耳馴染みのある言葉で捕えきれなかった、という話で、つまりは私の方の問題です。

あとあのあのあの、図書館の本のくだりが本当に辛くてあの、制度の方がおかしいのは確実なんで、使い終わってからでいいんで……それ返して欲しいな……って……しかも子供がわかっちゃってんのがなんかうぬぬぬ。

肝心の、三人の隠された功績者のこと……はもちろん良いんですけど、IBMの人の間抜けっぷりやばくないですか……あのダメさ加減は必要だったのだろうか、と考えました。それとも実際にあったエピソードなのかな。

彼女たちがすごい、ということを描く時に、他の人がダメなことで強調されるのはちょっと。他の人たちもNASAの職員ですごいのだろう、でも彼らだけではだめだったのだ、彼女たちの力と、偏見の目のない環境がなければ!という方向が、あくまで私の、好みだったかなあって思います。

そういう、映画が本来伝えようとしているところとは少し違うところで微妙に感じたもので、そんなに楽しめませんでした。

でも、そもそも私は「計算手」の存在自体を知らなかったように、語られてこなかった彼女たちの活躍が明らかになり、かつ少なくとも映画の中では報われている、それ自体はすごく良いことなのだとも思います。あの……管理職いないのに責任だけ乗っかってくる問題とか超身近ですし……。

映画の最後の最後、スタッフロールも日本語訳表記も終わった後に、英文が全面に数秒だけ映ったのですが、そちらには和訳が無くてなんだかわかりませんでした。ちょっと気になる。