KUBO二本の弦の秘密

見てきましたん。

 ストップモーション……ストップモーション!?これが!?!?と目を疑う、お人形っていうよりはCGですって言われた方がむしろ腑に落ちる、凄まじい手数のかかった、不思議な和風の冒険活劇でした。

主人公の表情パターンは4800万通りあるとか。8ケタって!あ、でも要はクボが映っているコマ数(とか撮り直しとか含め)ってことかしら。ふーむ。

わりとアッサリ退場する人々にえええ~~!!ってなりつつ、一番驚いたのは、あのひとが「うわがき」されてしまうところでした。そ、そんなことが……できる……の……。

ちょっとその、全体的に不思議理論でねじ伏せられる感があって、私にはすこし辛かったです。

弦のひみつはすごく良かったんだ……けど足りるのかな??とかそういう、その「そんなところに突っ込まなくったって良い話」だっていうことは頭ではわかりつつも、「クボはどう考えても苗字じゃん!!」っていうそのへんからもう……。

ポニョで「母親を下の名前で呼ぶ」はまああり得ることかと思えたけど、「母親が子供を苗字のような呼び名で呼ぶ」のはちょっとうん……厳しかったかなあ。母上がクボと話す時にほっぺたをぷにってつまむ感じとか、人々のしぐさや表情とか、海(川??)とかが、海外の感じなんですよね。悪いとかそういうことではなくて、ひたすらに……違和感というか、日本の見た目だけどそうじゃない感があったな、と。

外から見た日本がこのように見えているというのは少し面白い感覚でもありました。